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中国語の資格って、中国語検定(中検)とHSKだけじゃないの…?
大家好!タズです。
TECCという中国語の検定試験があることをご存知でしょうか。
中国語検定とHSKは中国語の検定試験の中では有名で広く知られていますが、TECCについてはまだまだ認知度が低いので、ご紹介したいと思います。
中国語検定とHSKの他に中国語の試験はあるのか
TECCは中国語コミュニケーション能力検定のことで、中国語のコミニュケーション能力がどの程度かを測る試験です。
TECCは「中国語によるコミュニケーション能力を測定する」との趣旨に協賛した34社の有名企業と共に検定試験をスタート。TECC公式HP
TECCは、日本で初めて1000点満点のスコア制を導入し、合否ではなく何点取得という形で成績が出されます。つまり中国語検定やHSKではどの級から受けていいかわからない方も、TECCでは現時点での中国語コミュニケーション能力を客観的に示してくれるのです。
中国語検定やHSKと比べて、TECCは難しいか
TECCは、中国語のコミュニケーション能力がどれくらいあるか評価する資格であり、単純に中国語検定とHSKと単純比較はできません。
しかし、TECCレベルの目安は確認できます。
例えば、TECCにおいて550点で中級、800点で上級となります。また中級550点~799点はHSKでは筆記試験5級と6級にあたり、中国語検定では2級にあたります。はじめは550点を目標に受験しましょう。
またTECCスコアの意義は、実務として中国語を使用したい場合は最低でも600点、海外赴任には700点以上は確実に必要になるでしょう。
個人的な感想ですが、TECCは中国語検定やHSKに比べて、学習成果がより出やすい試験だと思います。
TECCは、スコアを上げるのが比較的簡単なので、中国語学習のモチベーションが維持しやすいですよ。
TECCの日程と試験内容について
TECCの受験日程は、基本的には年に2回であり、中国語検定やHSKに比べて試験回数はとても少ないです。そのため試験に向けてしっかり準備をして、高いスコアを狙っていきましょう。
TECCの試験内容についてはとてもシンプルで、リスニングとリーディングの2部構成になっています。HSKが試験すべてが中国語で行われるのに対し、TECCではテスト案内は日本語で行いますので、安心して受験できます。
TECCの練習問題に挑戦してみて、今現在の中国語のコミュニケーション能力を確認することをおすすめします。
近年、採用や昇進の基準の1つに中国語コミュニケーション能力を導入する企業が増えてきました。TECCスコアは、履歴書や経歴に書いて十分通用する資格になりつつありますので、今のうちから準備しておいて損はないでしょう。
最後に
中国語の検定試験は、中国語検定やHSKなど有名な試験だけではありません。
中国語の学習を始めたばかりの方は、TECCを受験して自分の中国語コミュニケーション能力がどれくらいかを客観的に知りましょう。
そのうえで、中国語検定やHSKの何級を受けるのか、決めるのも良いかもしれません。TECCの試験問題が難しく感じる方は、B-TECC(ベーシック)から受験することをおすすめします。
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