中国語検定準4級の難易度、合格率、出題傾向を把握しよう。迷わず挑戦すべし。

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この記事に必要な時間は約6分35秒です。

「そうだ、中国語検定準4級を受けてみよう!」
でも、、、
 

中国語検定準4級って、難しいのかなあ…

難易度や合格率が知りたい…!

そんな悩みを抱えている人に向けた記事です。
 
大家好!タズです。
 
中国語の学習を始めたばかりの方は、力試しに資格に挑戦したくなることもあるでしょう。
 
個人的に、ある程度中国語の学習歴がある方は、中国語検定は4級から受けることをおすすめしています。
 
 
しかし、本当に中国語を始めたばかりの方や資格試験がどんなものか試したい方、とりあえず中国語の公的資格が欲しいには、準4級もおすすめしています。
 
中国語検定準4級は1番易しいですが、それでも中国語検定の傾向を十分把握することができます。この記事では、中国語検定の準4級について説明していきたいと思います。
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中国語検定準4級の難易度

いきなりですが、気になる中国語検定準4級の難易度について。

ズバリ!「そんなに難しくない」です。

もっと言うと、

2週間頑張れば、90%以上の人が合格点に達すると思います。

中国語検定で1番易しいのは準4級です。

なにしろ、選択問題がかなり多いからですね。

必要な中国語スキルは以下の通り。

  • 中国語の基礎的知識が身についていること
  • 学習時間60~120時間の確保
  • 基礎単語約500語  など

いやー楽勝ですね!

学習を進めていく上での基礎的知識を身につけていること。
(学習時間60~120時間。一般大学の第二外国語における第一年度前期修了, 高等学校における第一年度通年履修,中国語専門学校・講習会などにおける半年以上の学習程度。)
基礎単語約500語による発音(ピンイン表記)及び単語の意味, 日常挨拶語約50~80による語句・単文の中国語訳。

日本中国語検定協会HPより

ちなみに、HSKという別の中国語資格があるのですが、

中国語検定準4級は、HSK筆記試験の2級に匹敵するそうです。

直接比較はできないので、あくまで参考までに。

中国語検定準4級の合格率と受験料

準4級は中国語初級の入り口の資格検定で、合格基準点は100満点中60になります。
 
受験者数は1117人のうち、合格者数は1056人と合格率は69.6%とても高いですね。(第97回中国語検定準4級)
 
受験料は、インターネット申し込みで3000円、郵送申し込みだと3200です。受験の時間帯は主に午前中になりますので、しっかりと準備をしておく必要があります。

中国語検定準4級の出題傾向

中国語検定準4級のリスニング問題は選択式で、筆記試験は選択式と記述式の両方があります。第97回の問題を参考すると、リスニング問題は大問1⃣の15問と大問2⃣の10問問からなっており、合計25問の選択問題になっています。
 
特にリスニング問題の最初のほうは、聞こえてくる単語やピンインを正しく選択する必要あります。単語の意味はもちろんのこと、シチュエーションに沿った会話についても、問題が出されます。
 
例えば、相手に謝られた時は何て答えるか、などの日常会話のやり取りについての知識を持っておく必要があります。
 
中国語検定準4級において、筆記問題とリスニング問題は独立しておらず、1つの試験にになっています。筆記問題に関しては、3⃣で中国語の正しいピンイン表記を選ばせたり、穴埋めを完成させられたり、中国語の基礎ができていることが求められます。
 
最後の問題4⃣は、筆記で中国語の文章を書かなくてはなりません。少なくとも、簡単な単語を簡体字でを書けるように練習をしていくといいと思います。
 

中国語検定準4級のリスニング

中国語検定準4級のリスニングは、比較的短い単語やピンインの選択を求められることが多いです。リスニングのレベルは4級に比べるとかなり易しいものになっています。
 

1⃣ 難易度:★★ 問題数:15問

主に読み上げる中国語に一致する単語やピンイン、そして日本語から中国語に翻訳したときの正解を選ぶ問題が多いです。

1.これから読む⑴~⑸の中国語と一致するものを,それぞれ①~④の中から 1 つ選び,その番号を解答欄にマークしなさい。

2.⑹~⑽のピンイン表記と一致するものを,それぞれ①~④の中から 1 つ選び,その番号を解答欄にマークしなさい。

3.⑾~⒂の日本語を中国語で言い表す場合,最も適当なものを,それぞれ①~④の中から1 つ選び,その番号を解答欄にマークしなさい。

2⃣ 難易度:★★ 問題数:10問

単語やピンインの中国語訳に加え、シチュエーション等を問われる問題も散見されます。これはある場面において、中国語でどのように言うかを選択する問題です。

1.⑴~⑸の日本語を中国語で言い表す場合,最も適当なものを,それぞれ①~④の中から1 つ選び,その番号を解答欄にマークしなさい。

2.⑹~⑽のような場合,中国語ではどのように言うのが最も適当か,それぞれ①~④の中から1 つ選び,その番号を解答欄にマークしなさい。

中国語検定準4級のリスニング問題のコツは、普段から中国語の単語や発音に触れることです。ただ、問われる問題がそこまで難しいものではないので、普段から中国語学習している方は問題なく理解できる問題が多いでしょう。

関連記事:『中国語のリスニングのレベル別学習方法。自分に合う方法を継続しよう!

中国語検定準4級の筆記問題

ここからは中国語検定準4級の筆記問題になりますが、基本的には選択問題がほとんどで、難易度も中国語検定4級と比べるとかなり易しい問題になっています。

 

3⃣ 難易度:★★★ 問題数:15問

中国語の正しいピンインの表記を選ばせる問題や穴埋めの問題が多いです。市販の問題集や参考書をやっていれば問題ないと考えます。また並べ替え問題もあり、正しい文章を作る基礎知識が必要になるため、コツコツ学習することをおすすめします。

1.⑴~⑸の中国語の正しいピンイン表記を,それぞれ①~④の中から 1 つ選び,その番号を解答欄にマークしなさい。

⑴ 穿 ① cuān ② chuān ③ chuàn ④ cuàn

(1)正解は②

2.⑹~⑽の日本語の意味になるように空欄を埋めるとき,最も適当なものを,それぞれ①~④の中から 1 つ選び,その番号を解答欄にマークしなさい。

⑹ 彼女の家は西安にあります。
她家(   )西安。 ① 去 ② 有 ③ 在 ④ 看

(6)正解は③

3.⑾~⒂の日本語の意味になるように,それぞれ①~④を並べ替えたとき,[  ]内に入るものはどれか,その番号を解答欄にマークしなさい。

⑾ 彼は最近あまり忙しくありません。 ① 太 ② 最近 ③ 忙 ④ 不
他 [    ] 。

(11)正解は①

4⃣ 難易度:★★★ 問題数:5問

基本的には、日本語から中国語に翻訳する問題です。中国語検定4級以上では、最後の設問に日本語の中国語訳を求められますが、準4級はそこまで長い文章は出ません。

基本的には、市販の参考書で十分対応できると思います。これから上級を受けていくことを考えて、手書きで中国語(簡体字)の文章を書く練習をする良いでしょう。

⑴~⑸の日本語を中国語に訳したとき,下線部の日本語に当たる中国語を漢字(簡体字)で解答欄に書きなさい。なお,⑴・⑵はいずれも漢字 1 文字で,⑶~⑸はいずれも漢字 2文字で解答しなさい。(漢字は崩したり略したりせずに書くこと。)

⑴ aを釣る。 b新聞を読む。

(1)正解はa b

関連記事:『中国語検定とHSKはどんな資格か。中国語を独学で習得する方法

最後に

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中国語検定準4級は、中国語の資格を取得する上で、大事な第一歩です。中国語の基礎がどのくらいできているかを問われているからです。
 
日頃から中国語に触れているか、ピンインや四声、声調の正しい知識はあるのか、会話のやり取りができるかなど、初歩的ですが非常に大切な知識を身につけておくことが大切でしょう。
 
易しい準4級だからと言って、油断すると足をすくわれることもあるので、しっかり決まった時間に勉強する習慣を身につけましょう。
 
これから4級、3級、、、準1級と受けていくときに、中国語の基礎の部分ができていないといずれとても苦労することになります。準4級の受験をきっかけに、基礎から中国語を勉強するのも良いかもしれません。
 
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