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「台湾旅行で、勉強した中国語は通じる?」
「台湾の中国語(台湾華語)って、中国本土とどこが違うの?」

大家好!タズです。幼少期を北京で過ごした僕が、台湾の中国語(台湾華語)と中国本土の中国語の違い、台湾旅行でそのまま使えるフレーズをまとめました。
せっかく中国語を勉強するなら、旅行で使ってみたいですよね。台湾は日本から飛行機で3〜4時間、時差は1時間。親日的で治安も良く、勉強した中国語を初めて試す場所として、とてもおすすめです。台湾で話される中国語は台湾華語と呼ばれ、基本は中国本土の中国語と同じです。
結論:台湾旅行で中国語はほぼ通じる
台湾で話されている言葉:台湾華語と台湾語
国立台湾師範大学が2024年に発表した調査では、家で使う言葉は華語が約7割、台湾語が約3割でした。特に若い人は華語が中心で、台湾語をあまり話せない人も増えています。一方、ご年配の方や南部の地域では、台湾語が今もよく使われています。

北京で覚えた中国語でも、台湾でそのまま通じます。台湾の中国語は、北京の中国語と比べると、やわらかく聞こえるのが特徴です。
台湾華語と中国本土の中国語の違い
違いといっても、方言ほど大きなものではありません。日本の標準語と関西弁くらいの差、とイメージすると近いと思います。旅行で知っておくと便利な違いは、次の4つです。
① 発音:巻き舌が少なく、やわらかい
北京の中国語は、zh・ch・shの巻き舌や、語尾に「r」がつく「儿化(アル化)」が多いのが特徴です。台湾では巻き舌が弱く、儿化もほとんど使いません。たとえば「どこ?」は、北京では哪儿(nǎr)、台湾では哪裡(nǎlǐ)と言います。
ほかにも、「ゴミ」の垃圾を、中国本土ではlājī、台湾ではlèsèと読むなど、読み方が違う言葉もあります。巻き舌が苦手な日本人には、台湾の発音のほうがまねしやすいかもしれません。
② 文字:繁体字と注音符号
中国本土は簡体字、台湾は繁体字を使います。繁体字は日本の旧字体に近いので、日本人には簡体字より読みやすいことが多いです。
また台湾の学校では、発音を表すのにピンインではなく、注音符号(ㄅㄆㄇㄈ)を使います。とはいえ、ピンインで覚えた発音はそのまま通じるので、旅行では気にしなくて大丈夫です。ピンインの基本は中国語ピンインの読み方と覚え方で紹介しています。
③ 単語:旅行でよく出会う違い
面白いのは土豆です。台湾ではピーナッツですが、中国本土ではジャガイモのこと。同じ漢字でも、指すものがまったく違います。
④ あいさつと返事:台湾らしい言い方
「こんにちは」は你好で通じますが、台湾の若い人は、英語由来の哈囉(hāluō/ハロー)もよく使います。「ありがとう」の謝謝への返事は、中国本土の「不客气」よりも、不會(búhuì)をよく聞きます。語尾に「喔(o)」や「啦(la)」をつけて、やわらかく話すのも台湾らしさです。
あいさつの使い分けは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
台湾旅行で使える中国語フレーズ(台湾華語)
台湾で使う繁体字で書いています。指さしで見せるだけでも伝わりますよ。
nǐ hǎo(ニーハオ)
xièxie(シエシエ)
zhège duōshǎo qián?(ジェイガ ドゥオシャオ チエン)
wǒ yào zhège(ウォー ヤオ ジェイガ)
nèiyòng/wàidài(ネイヨン/ワイダイ)
búyào là(ブーヤオ ラー)
cèsuǒ zài nǎlǐ?(ツァースオ ザイ ナーリー)
kěyǐ shuākǎ ma?(クーイー シュアカー マ)
hǎochī!(ハオチー)
夜市や食堂では「內用還是外帶?(店内で食べる?持ち帰り?)」と必ず聞かれます。ここだけ覚えておくと、かなり楽になります。
ホテルやトラブルのときのフレーズは、旅行先で使える中国語(ホテル宿泊編)と旅行先で使える中国語フレーズ(盗難・紛失トラブル編)で紹介しています。会話帳を1冊持っていくなら、旅の指さし会話帳(台湾)のような、指さしで使える本が便利です。
台北観光のおすすめスポット5選(中国語の読み方つき)
初めての台湾なら、まずは台北です。定番スポットを、その場で使える中国語と一緒に紹介します。
士林夜市(Shìlín yèshì):B級グルメの食べ歩き

台北で最大級の夜市で、屋台のB級グルメを食べ歩きできます。台湾の食文化を肌で感じられるので、一度は立ち寄りたい場所です。
台湾は治安の良い国ですが、夜市は人がとても多いので、スリには気をつけて、貴重品は肌身離さず持ちましょう。リュックは体の前で抱えると安心です。食べ歩きが基本なので、ウェットティッシュとゴミ袋があると便利です。
ここで使える中国語:外帶(wàidài/持ち帰り)、好吃!(hǎochī/おいしい!)
龍山寺(Lóngshān sì):台北を代表する古いお寺

1738年に建てられた、台北を代表する古いお寺です。入場は無料で、地元の人が熱心にお参りする姿を見られます。第二次世界大戦の空襲で本殿が焼けたときも、ご本尊の観音像は無事だったと伝えられ、パワースポットとしても有名です。
おみくじは、赤い三日月形の木片筊(ポエ)を投げて、神様に「引いてよいか」を聞いてから引くのが台湾流です。
ここで使える中国語:拜拜(bàibai/お参りする)※台湾では「バイバイ」はお参りの意味でも使います
台北101(Táiběi yīlíngyī)と象山(Xiàngshān):展望台と夜景
台北101は高さ508メートル、地上101階の台湾のランドマークです。89階の展望台まで、エレベーターでわずか37秒。完成した当時は世界最速のエレベーターとして話題になりました。展望台は、89階と91階で大人600台湾ドル前後です(2026年の目安)。
台北101を外から眺めるなら、象山がおすすめです。登山口から階段を20〜30分ほど登ると、台北101と街を一望できます。特に夜景がとてもきれいですよ。
ここで使える中国語:觀景台(guānjǐngtái/展望台)、捷運(jiéyùn/MRT)
国立故宮博物院(Guólì Gùgōng bówùyuàn):中国の至宝を見る

歴代の中国皇帝が集めた美術品など、約70万点を所蔵する世界有数の博物館です。白菜をかたどったヒスイの彫刻翠玉白菜が有名ですが、展示替えや貸し出しもあるので、見たい作品は公式サイトで確認しましょう。
入場料は外国人の大人350台湾ドル、月曜休館です。MRTの士林駅からバスで行けます。北京の故宮(紫禁城)とあわせて見ると、つながりがよく分かって面白いですよ。北京の故宮は北京観光は何日必要?日数別モデルコースと所要時間で紹介しています。
ここで使える中国語:翠玉白菜(cuìyù báicài)、門票(ménpiào/入場券)
九份(Jiǔfèn):夕暮れのちょうちんの街

山の斜面に石段と赤いちょうちんが続く、かつての金鉱の町です。台北からバスで1時間〜1時間半ほど。おすすめは夕方で、日が暮れて明かりがともり始めると、まるで映画の世界に入ったような景色になります。
「千と千尋の神隠し」のモデルとよく言われますが、スタジオジブリが公式にモデルと認めたわけではありません。それでも、雰囲気が似ているのは確かで、日本人観光客にとても人気です。週末の夕方はかなり混むので、平日がおすすめです。
ここで使える中国語:芋圓(yùyuán/タロイモ団子)、茶樓(chálóu/茶芸館)
3泊4日のモデルコース
九份など郊外へは、台北発の日本語ツアーを使うと移動が楽です。現地ツアーの予約サイトで「九份」と検索して、内容と値段を比べてみてください。故宮博物院の入場券がセットになったツアーもあります。
日本語で比べたい人は、KKdayやVELTRA(ベルトラ)
もおすすめです。
台湾旅行の費用と準備
費用:3泊4日で1人10万円前後が目安
以前は「3泊4日で5万円以内」とも言われましたが、円安や物価高で、今は航空券・ホテル・食事を合わせて1人10万円前後が目安です。LCCと安めのホテルを組み合わせ、旧正月や夏休みなどの混む時期を避ければ、もっと抑えられます。
通貨は台湾ドル(ニュー台湾ドル)で、1台湾ドル=約5円(2025年末の平均)です。屋台や食堂、交通費は日本より安めですが、カフェや観光地は日本と変わらないことも多いです。
ホテルは、MRTの台北駅や西門町の近くに取ると、どこへ行くにも便利です。
保険:カード付帯の条件を確認
海外での病気やけがに備えて、海外旅行保険も確認しておきましょう。クレジットカードに付いている保険は、カードによって条件が違い、旅行代金をそのカードで払ったときだけ付くタイプもあります。申し込む前に、公式サイトで最新の条件を確かめてください。年会費が無料のエポスカードも、海外旅行保険が付くカードのひとつです。
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入国:90日以内はビザ不要、入国カードはオンラインで
日本のパスポートなら、観光などで90日以内の滞在はビザが不要です。2025年10月から、入国カードはオンライン(TWAC)だけになり、紙の入国カードは廃止されました。到着日を含めて3日前から登録できるので、出発前にスマホで済ませておきましょう。
ネット:LINEもGoogleもそのまま使える
中国本土と違い、台湾ではLINE・Google・Instagramなどが日本と同じように使えます。LINEは台湾でもよく使われているアプリです。地図や翻訳アプリを使うために、ネット環境だけは準備しておきましょう。
手軽なのは、海外用のWi-Fiルーターのレンタルです。家族やグループで1台をシェアできるのが便利で、SakuraMobileの海外Wi-Fiは台湾にも対応しています。
1人旅なら、スマホに入れるだけのeSIMも手軽です(eSIM対応のスマホが必要です)。JAPAN&GLOBAL eSIMは台湾向けのプランがあり、日本で設定してから出発できます。
台湾で使えるeSIMを見る(JAPAN&GLOBAL eSIM)![]()
お金と交通:悠遊カードが便利
台北のMRT・バス・コンビニでは、交通系ICカードの悠遊卡(EasyCard/悠遊カード)が使えて便利です。駅やコンビニで買えます。デパートやホテルではクレジットカードが使えますが、夜市や小さな食堂は現金が中心なので、少額の現金も持っておきましょう。
電源と持ち物
台湾の電圧は110V、コンセントは日本と同じAタイプが中心なので、スマホの充電器などは、ほとんどそのまま使えます。
- ガイドブック:地球の歩き方 台北。スポットの位置関係をつかむのに便利
- モバイルバッテリー:軽量のモバイルバッテリー。地図や翻訳アプリで電池がすぐ減ります。飛行機では預け荷物に入れないこと
- 折りたたみ傘:台北は雨が多く、夏はスコールもあります
台湾と香港、旅行するならどっち?

台湾と香港は、どちらも人気の旅行先です。どちらも繁体字を使いますが、話す言葉は大きく違います。
広東語は、中国語(標準語)とは発音がまったく違う言葉です。中国映画を見ていると、中国本土出身の俳優さんは標準語、香港出身の俳優さんは広東語で話す作品もあって、途中で意味が分からなくなったことが何度もあります。笑
食事はどちらもおいしく、香港は飲茶の文化があり、治安も良くて街並みもきれいです。香港も旅行するのにとても楽しい場所ですが、中国語を使ってみたいなら、僕は台湾をおすすめします。
台湾旅行の前に中国語を少し勉強するなら
旅行で使うだけなら、あいさつと数字、上のフレーズだけでも十分です。もう少し話せるようになりたい人は、次の順番で進めるのがおすすめです。
- 発音の基本:中国語ピンインの読み方と覚え方
- 教材選び:中国語の参考書おすすめ|初心者の独学1冊目と選び方
- 目標を作るなら:【2027年版】HSK試験日程・受験料・申込方法(HSKは簡体字なので、繁体字とあわせて覚えましょう)
旅行で「もっと話せたら楽しいのに」と感じたら、台湾への語学留学も選択肢です。北京・上海との比較は中国語留学はどこがいい?北京・上海・台湾の比較で紹介しています。
まとめ:台湾は中国語デビューにぴったり
- 台湾では中国語(台湾華語)がほぼ通じる。年配の人は台湾語のことも
- 違いは発音(巻き舌が少ない)・文字(繁体字)・単語。旅行なら気にしすぎなくてOK
- 夜市では「內用/外帶」を覚えておくと便利
- 入国カードはオンライン(TWAC)。LINEもGoogleもそのまま使える
台湾は名所が多く、日本語で話しかけてくれる人もいますが、ひとことでも中国語であいさつしてみてください。きっと笑顔で返してくれて、台湾の人とぐっと距離が縮まりますよ。一路平安!
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