➤この記事に必要な時間は約5分18秒です。
「中国語を始めたいけど、何から手をつければいい?」
「勉強しても、なかなか話せるようにならない…」

大家好!タズです。北京で育ち、大学で中国語を学び直して、今はシンガポールで毎日中国語を使っている僕が、大人が中国語を身につけるための勉強法を、順番にまとめました。
結論:大人から始めるなら、発音とリスニングから地道に。王道がいちばんの近道
まず目的を決める:何のために中国語を学ぶ?
目的がはっきりすると、やるべきことがしぼれます。仕事に活かしたい人は、中国語を活かせる仕事をまとめた記事も読んでみてください。
ステップ1(最初の3〜6か月):ピンイン・発音とリスニングを固める
大人から中国語を始める人にとって、基礎はピンイン・発音とリスニングです。中国語は声調(音の上がり下がり)で意味が変わるので、ここがあいまいなまま先に進むと、話しても通じない、聞いても分からない、ということになりがちです。1日15〜30分でいいので、毎日、発音と聞き取りの練習を続けましょう。地味ですが、ここに時間をかけた人ほど、あとで伸びます。
- ピンインと声調を、くり返し練習する:一度見て終わりにせず、正しく読めるまで。ピンインの読み方と覚え方をまとめた記事で一通り
- 毎日、中国語を聞く:教材の音声を、まずは短い文から。聞き取れる音を少しずつ増やす
- 音声つきの教材を、まねして声に出す:聞くだけでなく、口を動かす
- 最初はレッスンを受けてみる:発音のクセがつく前に、先生に正しい音を教えてもらう
独学で始める人も、最初の数か月だけはレッスンで発音を見てもらうと、あとがぐっと楽になります。ショーバ中国語センター
のように、プロの先生が声調まで直してくれるところもあります。スクールの選び方は中国語オンラインレッスンを比べた記事をどうぞ。
ステップ2(半年〜1年):単語と文法を増やして、土台を固める
発音と聞き取りの基礎ができてきたら、単語と文法を増やすことに力を入れます。知っている単語が増えるほど、聞き取れること、話せることが一気に広がるからです。

参考までに、僕は子どものころ北京にいたので、ピンインや発音は最初から身についていました。そのため大学で学び直したときは、単語を増やすことに集中できました。ただ、これは特別なケースです。大人から始める人は、まず発音とリスニングを地道に固めてから、単語を増やしていくのが王道です。ボキャブラリーが増えると、そのぶんだけコミュニケーションの幅が広がりますよ。
- 単語帳を1冊決めて、くり返す:音声つきのものがおすすめ。たとえば『キクタン中国語』シリーズ(アルク)
- 参考書で文法の土台をつくる:机に向かう勉強も、基礎のレベルを上げるには大切です。選び方は中国語の参考書おすすめの記事へ
- 分からない単語はすぐ調べる:音声が聞ける辞書アプリが便利です(中国語辞書を比べた記事)
資格をめざすなら、参考書と過去問は必須
中検やHSKなど資格を取りたい人は、その試験に合わせた参考書と過去問が欠かせません。特に中検のように日本語訳や作文がある試験は、読む・書く練習が中心になります。上の級をめざすほど、専門の対策書が必要です。どの試験を受けるか迷ったら、中検とHSKの違いをまとめた記事を参考にしてください。
ステップ3(1年〜):とにかく使って、中国語を生活に入れる
基礎ができてきたら、中国語を「使う」時間を増やしましょう。ここからは、楽しみながら続けられるかが大事です。

僕は学び直しのとき、中国語のテレビやDVDを見たり、本を読んだりしていました。基礎ができていれば、音のある教材がとても効きます。Amazonでも、ドラマ『三国志 Three Kingdoms』や映画『レッドクリフ』など、中国語の音声で見られるDVDが手に入ります。好きな作品なら、何度見ても飽きません。
聞き取りの練習方法は、中国語のリスニング勉強法の記事でくわしく紹介しています。
上級になっても、発音のブラッシュアップと単語を増やすことは、ずっと続きます。僕も今でも、新しい言葉を覚え続けています。言葉は、使わなければ少しずつ忘れていくものです。
中国語の勉強を続けるコツ
- 王道の順番を守る:発音・リスニング → 単語・文法 → 使う
- 「勉強」で終わらせず「使う」:毎日少しでも中国語に触れる
- 目標の日を決める:検定を申し込むと、いい意味で勉強せざるを得なくなる
- 好きなものと組み合わせる:ドラマ、歌、本など、楽しめる教材を選ぶ
- 人と話す機会をつくる:レッスンでも、友だちでもOK
独学か、教室やレッスンを使うかで迷っている人は、独学で中国語を進める方法の記事で、それぞれの向き不向きを書いています。
よくある質問
1日どのくらい勉強すればいい?
最初は1日15〜30分で十分です。大事なのは、毎日続けること。まとめて長くやるより、少しずつ毎日のほうが身につきます。
大人からでも話せるようになる?
なります。ただし、大人は子どもと違って、自然に音を覚えるのは難しくなります。だからこそ発音とリスニングを意識して練習し、そのうえで単語を増やして使う、という王道を地道に続ければ、ちゃんと話せるようになります。
最初に受けるなら、どの検定?
中検なら4級、HSKなら1〜2級がおすすめです。中検4級の難易度と合格率をまとめた記事も参考にしてください。
まとめ:音に触れ、単語を増やし、とにかく使う
- 大人から始めるなら、王道の順番で地道に
- 最初の3〜6か月はピンイン・発音とリスニング。毎日15〜30分、最初はレッスンもおすすめ
- 半年〜1年は単語と文法を増やし、参考書で土台を固める
- 資格をめざすなら参考書と過去問は必須
- 1年〜はドラマ・本・会話で使う。言葉は使わないと忘れていく
中国語に魔法のような近道はありません。でも、正しい順番で地道に続ければ、大人からでも必ず話せるようになります。今日から少しずつ、始めてみましょう。加油!
▼ あわせて読みたい
中国語ピンインの読み方と覚え方
中国語の参考書おすすめ
中国語オンラインレッスンの比較

